読書記録をアウトプットすると自己肯定感が高まるワケ

読書 レビュー

「いやー、この本は良かった」

「この本のおかげで、明日から自分の生き方が変わりそうな気がする!」

そんな気持ちも3日も経てば薄れて、1週間後にはすっかり元の自分に戻っている、なんて経験はありませんか?

時間は有限です。この記事を読んで頂いているこの時間も、皆さまの限りある時間をもらっています。

読書も同じで、「読んだら忘れてもいいや」と思って本を読む方はいません。貴重な時間を使って、本から学ぼうとしています。

そんな中で、1週間後に読んだ本の内容を忘れてしまっていたらどうでしょうか。もう一度最初から読み直しますか?

読書をしたその時間が無駄になってしまい、結局得られるのは「やった感」だけです。自己啓発本を読んでも変わらない方(つまり中退した私)の傾向です。

では、どうすれば読んだ本の内容を定着させられるのでしょうか。

それは、内容や感想をアウトプットすることです。読書記録を付けましょう。

紙のノートに書くでも良いですし、SNSやブログに投稿するのでも構いません。

続けていくと、本の内容を定着させられるだけでなく、自己肯定感を得ることができるんです。

自己肯定感とは

そもそも、自己肯定感とは何でしょうか?

自分あり方積極的に評価できる感情、自らの価値存在意義肯定できる感情などを意味する語。 自己否定感情と対をなす感情とされる。

Webiio辞書

要するに、「良くやってるね!」と自分のことを認められたときの感情です。

他者から認められることはもちろん嬉しいことです。ただ、自分で自分のことを認められたときの達成感は他で手にすることはできません。

日本は謙遜する文化なので、「つまらないものですが・・・」など、自分を下げる癖がついています。

私も、大学3年生を繰り返せば繰り返すほど、自己肯定感とは真逆の「自己否定」をしていました。自分の悪いところに目を向けて、「自分という人間はなんて駄目なんだ」と責め続けました。その結果、何をやるにしても続かず、また自己否定の繰り返しの悪循環にハマっていました。

この記事では、読書をアウトプットすることがなぜ自己肯定感につながるのか、詳しく説明します。

自己肯定感を得られる理由

書いた記録を読み返すことで達成感を得られる

記録をするときに、今の自分がわかるようにではなく、他者や未来の自分に向けて書きましょう。

どういうことかと言いますと、自分が今書いている内容というのは、読み返すときにはまず間違いなく忘れているからです。

プログラマーは、半年前に書いたコードなんて内容をほとんど覚えていないそうです。そのため、他者や未来の自分がわかるように、読みやすいコードを書き、どういう処理をするのかコメントを残します。

読書も同じです。内容を理解していないと、他人(もしくは未来の自分)に説明できません。整理してわかりやすくアウトプットすることで、読んだ本の知識を定着させられます。

書き終えた記録を、一度読み返してみましょう。あなたにしか書けない、1冊の本を読んだ記録がそこにはあります。読み返すことで、達成感を得られます。

積み重なると自信がつく

読書記録を続けていくと、ページがどんどん増えていきます。

紙のノートであれば2冊、3冊と増えていきますし、ブログであれば50記事・100記事と増えていきます。

自分が記録してきた積み上げが、目で見てわかるのです。

「こんなに読んできたのか」と、過去の自分を認めることができるでしょう。

私は高校時代は真面目でしたので、数学のノートなどは数十冊ありました。受験期直前には、積み上がったノートを見て、「ここまでやってきたから大丈夫」と、自分を勇気づけたものです。

ちなみに、大学入学した後にノートは捨ててしまったので、もうできなくなりました。写真とかとっておいたら良かったですね。

今から記録される方は、ブログとかが良いと思います。(かさばらないので)

反応を貰えると承認欲求が満たされる

ブログやSNSで読書記録を発信すると、

「参考になりました!買って読んでみます!」

「こういう読み方があるとは思いませんでした。もう一回読んでみます。」

「この本を読んだのであれば、Aという本もオススメですよ!」

など、反応を貰える場合があります。

自分が発信した内容で他者の役に立つこと、こんなに嬉しいことはありません。

「他者の役に立つことができた自分」を、認めていくことができます。

紙で記録を付けている場合でも、家族や友人に読んでいる本を進めてみましょう。「話す」というのもアウトプットです。

「でも、話す人がいない・・・」という場合は、私に教えてください!しかおドロップという名前でTwitterやっていますので、気軽にお声掛けください。

実際の記録の付け方

とはいえ、「何を書けばいいのか」であったり、「記録を書くのに時間がかかる」であったり、始めるハードルが高いと思います。そういった方に、「自己肯定感を上げる OUTPUT読書術」という本がオススメです。

自己肯定感を上げる OUTPUT読書術 [ アバタロー ]

価格:1,518円
(2022/1/10 23:58時点)

著者のアバタロー氏は、Youtubeで書評動画を上げ続けている方です。(チャンネルはこちら)また、Book Communitiy Liberという読書コミュニティも運営されています。

この本では、OUTPUT読書術の効果はもちろん、その具体的な方法やノウハウを詳細に説明されています。中でも「どのように読むのか」に関して、非常に参考になります。

「ペンは著者にとって重要な箇所をマークし、付箋は読者にとって重要な箇所に貼るよう使い分ける」や「ツッコミモードで著者の主張の違和感を指摘する」など、アウトプットするための読み方ができるようになります。

かくいう私も、この本を読んでブログを始めた次第です。

皆さまも、ぜひ読書記録をアウトプットしてみてください。そして、自己肯定感を高めていきましょう!

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